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フルートの【舌と喉を使う】フラッタータンギングのコツと練習法

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ここではフラッタータンギングの練習方法について、解説します!

フーニャ

T先生、フラッタータンギングって何?

T先生

フラッタータンギングというのは、フルートを吹くときに、同時にルルルルル・・・っていう音を混ぜる奏法だね。

感覚的に説明しにくいフラッタータンギングですが、この記事を読めば演奏できるようになるコツと練習方法がわかります!

これまで中々フラッタータンギングを身につけられなかった方も、ぜひこの記事をみてチャレンジしてみてください。

フラッタータンギングの奏法は2種類ある

舌でかけるフラッター

巻き舌とも言われる方法。舌を口腔内の上(軟口蓋)に当て、息を出すことによって舌を振るわせます。

喉でかけるフラッター

喉の奥を震わせる方法。うがい、いびきの動きに似ています。フランス語のrの発音にも近いです。

舌でかけるフラッター

巻舌をする時、舌の形は中央がくぼんだ状態になっていて、口の中の上前歯の後ろ、上顎にくっついています。この時舌の中央は上顎に触れていません。

T先生

フーニャ、両手で水をすくう時のような形にできる?

フーニャ

こうかニャ?

T先生

それ!舌の形はちょうど同じなんだ

その状態で息を出すと、風圧で舌の先が開いて息が漏れるのですが、舌は常に上顎に密着している状態を保つようにコントロールします。

息が一瞬漏れてすぐ塞がって、また漏れて塞がって、が高速で繰り返されて、「トロロロ・・・」という発音になります。これが舌でかけるフラッターの原理です。

準備練習

まずは楽器を使わずに、この巻舌ができるように練習しましょう。慣れないうちは「トゥルル」と声に出しても構いません。そこから徐々に声を抜いていきます。

舌だけを震わせられるようになったら、実際に楽器で演奏してみます。

T先生

最初は1秒でも続けばOKだから、何度も繰り返して慣れてみてね

楽器での練習

ある程度の息のスピードがある方が舌を震わせやすいので、2オクターブ目以上で出しやすい音から試してみてください。

舌が震えるためには、口の中にある程度の間が必要になります。顎をリラックスさせ、軽く口の中を開いてください。

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舌を振動させる位置が唇に近いとアンブシュアが崩れやすいので、上の歯の少し後ろくらいでできると安定します。

喉でかけるフラッター

準備練習

喉を震わせる感覚は、うがいに似ています。うがいをするときに含む水の量を徐々に減らし、最終的に水無しでも震わせられるようにトレーニングしてみてください

「ほおおお」と声を出さずに、喉の奥を震わせるような感じです。

T先生

体感なんだけど、喉が湿っている方が上手くいきやすいかも

フーニャ

ニャルほど。ほ、ほおおお

楽器での練習

喉でのフラッターは、舌とは逆に比較的低い音域の方が音が出しやすいです。2オクターブ目より低い音で試してみてください。

舌でのフラッターと同じく、最初は短い音を繰り返す練習からから徐々に慣れていきましょう。

どちらのフラッターを使うべきか

フーニャ

うーん、どっちのフラッターを練習する方がいいのかなあ

T先生

これは人によって得意な方、そうでない方があると思う

舌と喉、どちらで演奏しても演奏効果にほとんど違いはありません。

舌は高音のフラッターが出しやすく、喉は低い音の方が出しやすい傾向はありますが、練習を積めばどの音域でも演奏できるようになります。

T先生

僕が子供の頃、「マシンガンだードゥルルル・・・」と遊びでやってて、自然に舌のフラッターができてたんだ。それで馴染みもあって演奏でも舌のフラッターを使ってるよ。

フーニャ

自分がやりやすい方でいいってことか