初心者・初級

みるみる分かる!フルートのための「ドイツ音名」徹底解説!

フーニャ

T先生、よく合奏やパート練習でベーとかツェーとか聞くんだけど、これって何?

T先生

それは、「ドイツ音名」といって、音の高さを表す言い方の一つだね

フーニャ

あれ?音の高さを言うなら、ドとかレでいいんじゃないの?

T先生

ドレミ・・・と読むのは、「階名」だね

T先生

フルートだけだと階名だけで問題ないんだけど、他の楽器とアンサンブルしようとすると、困ったことが起きるんだ

合奏で音名を使うのはなぜ?

フルートで「ド」といえば、これまで音楽の教科書などで習ってきた「ド」と同じ高さの音です。

しかし、クラリネットやホルンなど、別の楽器の場合、異なる音になります。

T先生

じゃあ、ここでクラリネット吹きのペンちゃんに、この音を吹いてもらおう

ペンちゃん

はいはーい。〜〜♪

フーニャ

わっ、確かに高さが違うニャ。これは・・・シ♭?

T先生

フーニャ正解。ではペンちゃん、今君が吹いた音は「階名」だと何?

ペンちゃん

ドだよ

フーニャ

???

音名は、全ての楽器の共通言語

「階名」は、楽譜上の五線のどこに音符があるかを表すもの、と考えてください。

それに対して、「音名」は、音の高さそのものを表すものです。

T先生

ちなみに、フルートの「シ♭」の音は、ドイツ音名だと「B(ベー)」というんだ。

T先生

ペンちゃん、さっき吹いた音を音名でいうと?

ペンちゃん

B(ベー)だよ

フーニャ

同じ言い方だニャ!

クラリネットに限らず、他の楽器も同様に楽譜で「ド」の高さにある音を吹くと、フルートとは異なる高さの音が鳴ります。

例えば合奏などで、様々な楽器がいるところで「ド」の音を吹いてください、というと、全員が違う音を吹いてしまいます。

しかし音名で「C(ツェー)」の音をください、と言ったら、全員同じ高さの音を吹くことになります。

つまり、「音名」はどの楽器でも同じ高さの音を表せる、「共通言語」ということです。

ドイツ音名を覚えよう!

T先生

「音名」を覚えると、便利なのは分かったかな?では、ここからドイツ音名の読み方を解説していこう。

ナチュラルの音名

「シ」に当たる音は、「H(ハー)」と読みます。

オクターブが変わっても同じ音名となります。

#(シャープ)の音名

シャープの場合、アルファベットの後ろに「is」が付きます

♭(フラット)の音名

フラットの場合、アルファベットの後ろに「es」が付きます

ミ♭はeが省略され「Es」、ラ♭は「As」となります

シ♭は、特別に「B」となります

T先生

色々読み方はあるけど、規則性があるので、慣れればそれほど難しくないよ。ぜひ一通り覚えよう!

ドイツ音名まとめ

フーニャ

「ド」を吹いているのに違う音が出るって不思議だニャ。どうしてそうなったのかな?

T先生

色々理由はあるけど、管の長さの違いも、楽器の音色の個性を大きく左右するんだ。

フルートより少し管が長いアルトフルートも、深い音色が魅力です。

その楽器にちょうど良い、あるいは役割として便利な音域が歴史の中で試行錯誤され、現在の色々な管の長さ、色々な「ド」の位置を持った楽器が定着しました。

フーニャ

ニャルほどー。クラリネットは、Bがドだからこそ、魅力的な音になるんだニャ

T先生

そうだね。オーケストラではA管と言って、ドが「A」の音のクラリネットを使うんだけど、これはこれでまた別の魅力があったりするよ

動画での解説はこちら