ここでは「ソノリテについて」の「音色と音の同質性」を練習するときのポイントを解説します!
T先生、よく「ソノリテ」をやりましょうって聞くんだけど、どういう練習?
どんな音域でも均一な音色が出せるようになるための基礎練習だね。一番有名なのが、この楽譜かな。
すごくシンプルだね
そうなんだ。でも見た目通りに、ただ音を出すだけでは実はあまり練習の効果が出ないんだ。
えっ!そうなの?
そうならないためにも、これから説明する練習方法、気をつけるポイントをしっかり覚えてね
わかったニャ!
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音の些細な変化に注意する
じゃあフーニャ、より効果を出すために、こんなふうに指定の音符の倍の長さで吹ける?♩=60でも息が続くように、大きな音じゃなくていいからね。
〜♪
おや、ちょっと音程が変わったかな?今の小節もう一回やってみよう。
〜♪
今度は半音降りた時に音色が変わっちゃったね。よーし同じところもう1回。
音を伸ばしている時、あるいは半音下がった際に、特に次の要素が変化していないか注意深く自分の音を聞いてみてください。
音量
音程
音色
もし変化してしまったことを感じたら、2回に限らず何度もリピートしてみてください。
〜♪
うん、今のは良かったんじゃないかな。次の小節にいってみよう
良しとする基準は高めに
〜♪
ほらほら、音程が揺れてるよー
(うう・・・先生厳しいニャ)
もし、何か少しでも変化していたら、同じ小節を繰り返します。良しとするハードルを高くすればするほど練習効果が出ます。
音量、音程、音色の三つの要素のうち、何が変化しているか分析して、具体的に対処しましょう。
その先の「ソノリテについて」の練習も、同様のことに気をつける
よ、ようやく最後まできたニャ。10分以上はかかったかも・・・
お疲れ様。丁寧にやるととても疲れるでしょ。
うん。大変だったけど、最初より良い音が出しやすくなった気がするニャ
「ソノリテについて」の教本はこの他にも、続けて吹く音が3つになったり、半音ずつ上がっていくなど、色々なバリエーションの練習などがあります。
別の章では「アタックと音の連結」という、音の跳躍の練習がありますが、気をつけるポイントは同じく「音色の均一性」です。
まとめ
「ソノリテについて」はロングトーンの練習としても有効です。
慣れてきたらテンポアップしてもOKですが、より注意深く自分の音の変化に気をつけてください。
音符の長さは倍で吹いた方が効果的
自分の音色の些細な変化を聞き逃さず、良しとする基準を高めに繰り返す
「ソノリテについて」に載っている別の練習にもチャレンジしてみよう
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