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【肺活量だけじゃない】フレーズを長く吹けるようになる2つのポイント

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Q.息が長く続きません・・・

私は肺活量が無さすぎて、フルート吹いてても2小節でギブアップしてしまいます。​何をすればのばせるようになりますか?

フーニャ

僕もすぐに息が無くなるニャ・・・どうしたら伸ばせるんだろう

T先生

息が続かないと、疲れるのも早くなっちゃうよね。

A.肺活量も大事ですが、息を効率よく使うことも大切です

最初にポイントを挙げておきます

フレーズを長く続けるためのポイント

肺の容積を最大限に使う

息を効率よく使う←重要!

肺の容積を最大限に使う

日常では、肺の容積は半分も使っていません。

楽器を吹く際に肺の容積を最大限に使える方がもちろん有利で、そのトレーニングとして腹式呼吸を覚えることは効果的な方法です。


息を吐く時は肺の中の空気を完全に押し出すためにお腹を凹ませて横隔膜を押し上げ、息を吸う時は横隔膜を下げる際に腸が押し下げられ、お腹がポコンと飛び出ます。

意識してこのコントロールをできるようにするのが、腹式呼吸のトレーニングです。

肺の容積を増やす以外にも、吹く息の量をコントロールしやすいというメリットもあって、ぜひ習得しておきたいテクニックです。

効率よく息を使う

歌口の音が出るポイントに対して、より的確に息が当たるよう角度をコントロールや息の太さをコントロールすると、今より少ない息の量でも同じクオリティ、逆にそれ以上の音色を出すことにつながります

歌口の音が出るポイントがこのぐらいだとしたら

その芯の良いところだけを残してさらに削る感じです。

つまりアンブシュアを小さくする必要があるのですが、その際に音が出るポイントから外れてしまうと上手くいきません。

繊細なコントロールと小さなアンブシュアをキープできる、ある程度の唇周りの筋力も必要になります。

アンブシュアを小さくして、少ない息でも効率的に音にできれば、同じ肺活量でも長くフレーズを続けることができます。

また、少ないエネルギーで表現の幅を出せたり素早いコントロールが可能になります。

そうなるにはもちろん練習や経験を積む必要がありますが、結果的に自分の音色をより魅力的に磨いていくことにも繋がります。

T先生

モイーズの「ソノリテについて」に記載されている、「少ない息で最大限の効果を得る」とは、まさにこのことですね。

ぜひその様な息の使い方を意識して取り組んでみてください。

フーニャ

どうやったらそんな吹き方が出来るのかニャー

T先生

普段使っている基礎練や練習曲を、できるだけ小さな音で吹いてみたり、少ない息の量で音を維持するように練習してみるのはいいトレーニングになるね。

動画での解説はこちら!