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速いフレーズに必須!ダブルタンギングができる様になる3つのステップ

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Q.タンギングが速くできません・・・

速いタンギングがとても苦手なのですが、どうすれば速くできる様になるのでしょうか?

A.ダブルタンギングを練習しよう!

ダブルタンギングとは、トゥクトゥクトゥク・・・と発音してタンギングを素早く行うテクニックです。

普通のタンギングは「トゥ」ですね。

ここでは「トゥ」をアルファベットの「t」、「ク」を「k」と表記することにします。

まずは声に出して言ってみよう

T先生

フーニャはtktktk・・・って言葉で言える?フルートは構えず、口だけでいいからね。

フーニャ

tktktk・・・うん、言えるニャ

T先生

OK!じゃあ次のステップだ

声帯を震わせないでtktk・・・と発音してみる

T先生

じゃあ次は、声にしないつもりで、tktk言える?ちょっとヒソヒソ声になる感じかな

フーニャ

tktktk・・・こうかな?

T先生

うんうん、いい感じだよ

楽器で実際に音を出してみる

T先生

では、次の楽譜を楽器で吹いてみよう。最初は高さを変えずに同じ音で、普通のタンギングと同じくらいゆっくりな速さでいいからね

フーニャ

できたニャ!

T先生

なかなか上手だよ。タンギングをしてもアンブシュアを崩さないのがポイントだ。この時点で結構速いタンギングができる人もいるんじゃないかな。

メトロノームを使って色々な速さにチャレンジしてみよう!

ダブルタンギングを演奏するコツ

指と舌のタイミング

T先生

ここまでは順調にできたね。じゃあ、いよいよ音を変えながらダブルタンギングしてみよう。

フーニャ

kの発音の時に上手くいかない時もあるけど、なんとかできたニャ

ダブルタンギングはtktkと発音するのはそれほど難しくないのですが、難しいのは指の動きとタイミングを合わせることです。

音の高さが色々変わるフレーズでは、慣れるまではシングルタンギングと同じくらいのテンポで練習して、徐々に速くしてみてください。

テンポを上げるときは、指とタンギングのタイミングがズレていないか、しっかりチェックしてください

舌の先を使う

舌を動かす時は、舌の先だけを使って、できるだけ狭い面積を動かすように意識してください。

舌の根元や喉などに力が入らないように、リラックスしてコンパクトに動かすことがポイントです。

T先生

これはシングルタンギングの動きにも応用できるよ

ダブルタンギングは「t」から始まるとは限らない

例えば、こういうフレーズをダブルタンギングで演奏するとき、kから発音した方が吹きやすい場合があります。

ダブルタンギングは16分音符など、短い音符で用いることが多いですが、拍に重なる音は「t」で発音するように順番を考えた方が、演奏しやすくなります。

T先生

必要があれば、譜例みたいに楽譜に「t」と「k」を書き込んじゃうのもいい方法だよ。

フーニャ

ニャルほど!じゃあ、三連符とかはどうなるの?

T先生

三連符の場合は、2パターンが考えられるかな。

パターン1
パターン2
T先生

僕は普段は上のパターン1だけど、下のパターン2の方がより速くタンギングできるので、本当にテンポの速い曲の時は下のパターンを使ったりするよ。

まとめ

フーニャ

タンギングも奥が深いんだニャー。勉強になったニャ

T先生

慣れてくれば「t」と「k」の発音が区別つかなくなってくるよ。焦らずにゆっくりなテンポから、正しい動作を何度も繰り返してね。

フーニャ

はーい、ありがとうございました!

ダブルタンギングのコツまとめ

指と舌のタイミングを合わせる練習をする

舌の先を使って、コンパクトに動かす

どこで「t」、または「k」と発音するか、事前にしっかり決めておく

動画での解説はこちら!