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【良い音色作りの基本!】発音練習の3ステップ

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フーニャ

T先生、どうやったら音色ってきれいになるのかニャー。いつまで経っても良くなっている気がしない・・・

T先生

音色の良し悪しは色々な要因で決まるから一概には言えないんだけど、まず音のスタート、発音がうまくできているかがとても重要なんだ。

フーニャ

ニャルほど!発音を気をつけていけば、音が良くなるの?

T先生

その第一歩になるのは間違いないよ。じゃあ今日は発音練習のポイントと練習方法を解説しよう

フーニャ

よろしくお願いしまーす!

短い音を続けて吹いてみる

T先生

じゃあ、まずこれを吹いてみよう。メトロノームを使って、しっかりタイミングを合わせてね。テンポは♩=60だよ。

ブレスはどのタイミングで吸っても大丈夫です。リピートは何度も繰り返します

フーニャ

意外と難しいニャ。音がひっくり返ったり、上手く音がでない時もあるよ。

音が上手く出ない時のチェックポイント

息のスピードが速すぎ、または遅すぎていないか

口から出ている息の角度が浅くなっていないか

息を出す瞬間にアンブシュアが崩れていないか

タンギングを使わず吹いてみる

T先生

じゃあ、ステップアップ。これをタンギング無しで吹ける?フッフッと舌を使わず息だけでやってみよう。

フーニャ

タンギング使わないで!?できるかニャー

T先生

最初は小さな音で構わないから、音を出すのに反応の良いアンブシュアや息遣いを、吹きながら探ってみてね。

フーニャ

や、やってみる

フルートの音の発音は「息」で行います。タンギングをせずに発音する練習をすることで、正しい息遣いや角度を掴めます。

タンギングをしなくても短い息を出して、スタッカートになるよう練習してみてください。

音を増やしみてる

T先生

感じを掴めてきたら、こんな感じで音を増やしてみよう。もちろん、タンギング無しでね。

フーニャ

わわっ、さらに難しくなったニャ

T先生

音がつながらないように、しっかり短い音で練習してね。音は増えたけど、気をつけるポイントはこれまでと一緒だよ。

アンブシュア(口の形)のコツ

上唇を下唇に被せると、息に角度をつけられます。

鼻の下を伸ばすようにすると歯に唇が密着して、息をコントロールしやすくなります。

奥歯を軽く開くようにして顎をリラックスし、自由に動かせるようにしよう。

息を吹くときに、お腹を背中に一瞬引き付けると、短い息が出しやすいです

最後に、長く伸ばしてみる

T先生

慣れてきたかな?もし音の反応が良い場所、息加減が見つかったら、そのポイントでロングトーンを吹いてみよう。

フーニャ

わかった。こ、こうかな?

T先生

そうそう、音を伸ばすときも、短く吹いていた時と同じ発音でスタートできるようにね。

頭の中で短い音を連続で吹いていたイメージを思い浮かべると、音をキープしやすいです。

慣れてきたら別の音でもチャレンジしてみてください。自分の苦手な音、3オクターブ目の高い音や1オクターブ目の低い音で練習するのも、とても良いトレーニングになります。

フーニャ

そういえばタンギングはいつ付けるの?

T先生

大体、良い息の加減や角度を掴んできたかな。もう息遣いだけでも綺麗な発音ができているから、タンギングは軽くで大丈夫。アンブシュアを崩したり、息遣いが変わらないよう注意してね。

この発音練習は、腹式呼吸やお腹を使った息のコントロールビブラートの練習にもつながるなど色々応用ができます。ぜひ基礎練習の一部として取り組んでみてください。

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