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【これからピッコロを始める方必見】ピッコロとフルートの違いって!?

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この記事を読めば、ピッコロとフルートの違いがわかり、ピッコロを吹きこなしやすくなります!

フーニャ

T先生、最近ピッコロに興味があるんだけど、僕でも吹けるかな?

T先生

そうだね。指使いはフルートほとんど一緒だから、そこは違和感なく吹けるよ。

フーニャ

へー!ぜひやってみたいニャ

T先生

ただ、フルートと似てるとはいっても、やっぱり違う楽器なんだ。実は、ピッコロがなかなか上手く吹けない人は、フルートの奏法のままで演奏してしまっている事も多いんだ

フーニャ

そうなんだ。じゃあまず、ピッコロのことを良く知ってからチャレンジした方がいいニャ

T先生

では今回はピッコロとフルートの違いについて、解説していこう。これからピッコロを始めようとしている人はもちろん、今ピッコロをなんとなく練習している人も必見だよ!

サイズが小さい

今までフルートを練習していた方が、ピッコロを持ってまず戸惑うのが、楽器が小さいということ。

サイズが小さいことによって、フルートの奏法と色々違いが現れます。

歌口の幅が小さい

歌口の口元が当たる側から息が当たるエッジまでの幅は、フルートに比べて1ミリ前後小さくなります。

フーニャ

たった1ミリ?ほとんど変わらない気がするけど・・・

T先生

されど1ミリだよ。綺麗な音が出る、出ないは0.1ミリ単位でのコントロールが必要なんだから

幅が小さくなると、音が出るポイントがフルートよりもやや手前にくることになります。

そのためピッコロの音の発音には、より一層角度をつけて息を吹くことが必要になります。

【超重要!】アンブシュア(口の形)を作るために意識すべき4つの要素フルートの音をどう出すか、どうやったら雑音の無い良い音が出るかを考えた時に、まずは口の形(アンブシュア)から見直そう! なぜ震えてしまうのか、どうしたら安定するのか、形はどうしたら良いのか。詳しく解説します。...

管が細い

管が細いと、吹き込める息の量が限られます。ですのでフルートに比べて使える息の量はかなり少なく、1、2オクターブ目あたりのメロディを上手く吹くと、息が余るほどです。

そのため、ブレスの際は一度余った息を吐いてから、改めて吸うなどの動作が必要になることがあります。

T先生

よくフルートの奏法のままピッコロを吹いている人は、息が多すぎてオーバーブローして、音を壊してしまっていたりするんだ

フーニャ

楽器に大きさに合った息遣いが必要なんだニャ

形状が異なる

胴部管が円錐形

フルートとの大きな違いとして、ピッコロの胴部管は、胴部管の接続部から右手小指のDisキーに向かって少しずつ細くなる、円錐形をしています(フルートは円柱形)。

この場合、比較的高音から低音の音色を均一にしやすいのがメリットですが、低音の音量が出せないというデメリットもあります。

低音から高音、あるいはその反対の音階を演奏する場合、やはりコントロールの仕方が変わってきます。

T先生

最近は円柱形のピッコロも開発、販売されているよ

(外部サイト)山野楽器 –ナガハラ・ミニ

歌口にリッププレートが無い(ことが多い)

ピッコロは木製が主流で、フルートのようなリッププレートが無いタイプが多いです。

そのため歌口のエッジあたりが分厚くなり、抵抗感のある吹き心地になります。

T先生

ピッコロは繊細な息遣いが必要だから、逆にその抵抗感を利用して、微妙なコントロールすることができるんだ。

フーニャ

ニャルほどー。抵抗感があるのは悪いことでは無いんだニャ

リッププレートが無い代わりに、歌口周りの形状にバリエーションがあります。

ストレートタイプ

管に垂直に穴を開けたそのままの歌口。抵抗感が強く、材質や設計などによる音色の違いが出やすいので、多彩な表現ができます。

ウェーブ(波型)タイプ

歌口のエッジの部分が薄く、吹奏感に抵抗が少ない。息も入りやすくなるので、フルートから持ち替えた時の違和感が少ないです。音色のコントロールには少し苦労するかも。

フーニャ

ストレートとウェーブ、どっちがオススメ?

T先生

頻繁にフルートとピッコロを持ち変える人はウェーブかな。ピッコロだけで曲を演奏したりする機会がある人は、ストレートかなと思うけど、最終的には試奏して感触を確かめることだね。

メンテナンス

専用のスワブで演奏中もマメにクリーニング!

ピッコロは管が細く、トーンホールも小さいため、水滴はパフォーマンスの大敵です。練習中、演奏中であってもマメに拭き取りましょう

組み立てたままでもクリーニングできる専用スワブがオススメです。

T先生

スワブは必ず自分のそばに置いて、暇な時はすぐクリーニングする習慣をつけてね。

定期点検は頻繁に

楽器が小さいだけに、楽器の状態が演奏に与える影響はフルートよりも大きいです。タンポの状態や、キーのふさがり具合など、フルート以上に気を使ってください。

半年に1度は大きな故障がなくても、リペアマンに点検をしてもらうようにしましょう。

T先生

フルートの実力は腕9割、楽器1割。ピッコロの実力は腕6割、楽器4割。なんて言われたりするよ

フーニャ

それだけ楽器が重要なんだニャ

動画での解説はこちら!